迷走ホリデー

鷹城恭二は悲劇のキャラクターではない

※もともとぷらいべったーに上げていたものの再掲。ついでにMマスPじゃない方向けにちょっと加筆しました。




先日、声優の梅原裕一郎さんが、急性散在性脳脊髄炎の治療のために休養されるという発表がありました。
専門家ではないので病気の詳細については言及できませんが、梅原さんの一日でも早いご回復を心からお祈りしています。



そんな梅原さんは数多くのキャラクターを演じていますが、その中の一人に、アイドルマスターSideMに出てくるユニット、Beit(バイト)に所属しているアイドル 鷹城恭二(たかじょう きょうじ)というキャラクターがいます。
ちなみに私はその鷹城恭二担当プロデューサーです。アイマス詳しくない方に一言で言うなら、要するに鷹城恭二推しです。(他にも担当はいますがとりあえず割愛します)


先述した梅原さんの休養の発表以降、恭二に関するツイートで気になったものが主に二種類ありました。
一つは、「入院している恭二と、それを見舞う・励ますBeitのメンバー」という趣旨のイラスト。
もう一つは、「恭二が帰ってくるのを待っている」というような呟き。

こういった呟きをされた方がごく一部だというのは分かっています。
けれど、これらのイラストやツイートを見て、モヤモヤした気持ちになりました。

入院したのは梅原さんなのであって、恭二ではありません。
恭二はゲーム内でアイドルとして元気に活動しています。2018年5月12日時点ではモバゲーでもLIVE ON ST@GEでもゲーム内イベントには出演してはいませんが、315プロのアイドルとして、ちゃんと居ます。
また、イラストに関しては、梅原さんが懸命に治療に臨んでいるのに対し、それをネタにしているように見えて、不快に感じました。純粋に心配しているうえでのイラストなんだろうな、とは思っていますが……。

同じユニットであるBeitの渡辺みのり役の高塚智人さんやピエール役の堀江瞬さんも、Twitterで(直接的なものではありませんが)梅原さんの休養に対してコメントされています。
しかしそれは、休養を発表した同業者である梅原さんに対してコメントしたものです。お二人が、あるいはみのりやピエールが、恭二にコメントしたのではありません。


鷹城恭二は、悲劇のキャラクターではありません。


もちろん、梅原さんが休養されるとのことで、SideMの展開に多少の支障はあるかと思います。

実際、5月20日に開催されるアニメイベント「Five-St@r Party」も、梅原さんは出演見送りとなりました。
(梅原さんの出演見送りでチケットに関する学級会も若干あったようですが、詳細を把握できていないのでここでは言及しません。高額転売に関してはふざけんなと思います。)

LIVE ON ST@GE! のイベントおよび新CDシリーズ「WORLD TRE@SURE」も、おそらく恭二のいるグループは後回しになるでしょう。
2月に行われた3rdライブ幕張公演で発表された、モバゲー版のイベントテキストのフルボイス実装も、もしまだ収録していないのであれば恭二のいるイベントボイスの実装が遅くなるかもしれません。
先日モバゲー版の方で行われた「パッション爆裂!イベント続編大作戦」という、イベントとCD発売をかけた投票でも、もし恭二のいるグループが勝った場合、先延ばしになる可能性もあるかもしれません。まだ結果は発表されていないので、そもそも恭二のいるグループが勝っていなければ関係ありませんが。


ですが、恭二が315プロから居なくなったわけではありません。


繰り返し言いますが、鷹城恭二は病気になっていなければ入院もしていません。
今日も事務所に居るんです。

自分の力で成功しようと決意して、アイドルの頂点を目指して今日も活動しているんです。


鷹城恭二を知っている方へ。
梅原さんの入院をネタにしたり、恭二を悲劇のキャラクター扱いしたりせず、今まで通り315プロのいちアイドルとして普通に扱ってほしいです。
どうかお願いします。

いるかどうか分かりませんが、この文章をきっかけに鷹城恭二を知った方へ。
ここでさんざん述べているように、恭二は悲劇のキャラクターではありません。
気になった方はぜひ「アイドルの頂点を目指して努力する、たまに人をからかったりイタズラしたりする茶目っ気もあって、少しだけ私服のセンスが独特な普通のアイドル」として興味を持っていただけたら幸いです。もしよかったら、モバゲー版でもスマホ版LIVE ON ST@GE!でも、ゲームに触れていただけると嬉しいです。







という内容の愚痴というかぼやきを先日ぷらいべったーに投げたんですが、似たような考えを持っていらっしゃる方を多く見かけ、少し安心しました。
べったーに投げた際は頭に来たのをこらえながら書いていたのですが、少し冷静になれた(?)と思うので、少し追記です。

要するにこの文章で私が主張したいのかと言いますと。


なんでもかんでも声優さんとキャラクターを結び付けるのをやめてくれ。


の一言に尽きます。
特に今回のような、デリケートな内容に関しては。

もちろん、完全に結び付けるなとは言いません。
ただ、今回の梅原さんの件のように、中の人の体調不良や病気をネタにするのは「ちょっと違うんじゃないか?」と思うといいますか、不快になるといいますか……「不快なのはお前だけだ」「嫌なら見るな」とか言われたらそうですかとしか返せなくてアレですが……。



最後になりましたが、改めまして、梅原裕一郎さんの一日でも早いご回復とご復帰を、いちファンとしてお祈りしています。